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石岡瑛子さんと脊髄反射

「まだ旅の途中だから、死ぬまで目隠しをした馬のように走りたい・・・。」

これは石岡瑛子さんがおっしゃられていた言葉です。

石岡さんと言えば、マイルス・デイヴィスの「TUTU」でグラミー最優秀パッケージデザイン賞、そして、映画「ドラキュラ」でアカデミー最優秀衣装賞を受賞した世界でも指折りのアートディレクター。

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10年前くらいだったか、何気なく見ていたテレビのロードショーで
ゲイリー・オールドマンとウィノナ•ライダーが主演の映画が放送されていまし
た。どちらも大好きな俳優だったので、「これは見なくては」とテレビの前に鎮
座。それが、「ドラキュラ」だったんですけど・・・。

これが面白かった。最初はウィノナかわいい~ゲイリーしぶい~!
お、声優、津嘉山正種さん(日本語版はたしかそうだった)!!
・・・・と内容気にせず、その豪華なキャスト陣にきゃっきゃしていました。

そんな僕ですが、

・・・エンドロールが流れる頃には、そんな豪華な彼らに引けを取らない、
否、豪華さを更に引き出した衣装の数々、世界観に陶酔していました。
それが石岡さんのデザインだったということを知ったのは後の話なんですが。

Original   誰にも真似できない
Revolution  革命的な
Timeless   時代を超える

この3つが石岡さんのデザインのモットー。イメージにとらわれない、というよりもそれを覆して、更にデザインを昇華させる。

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世界で活躍される日本人デザイナーは数知れず、なんでしょうけど、
ここまで仕事の幅が広い方は居ないのではないでしょうか。

広告、舞台、映画だけにとどまらず、シルクドソレイユ、北京オリンピック・・・
石岡さんは日本人デザイナーとしてではなく、文字通りグローバルデザイナーとして活躍されました。

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今日、1/21は石岡さんの命日です。

亡くなる寸前まで、デザイン画を描いていたと聞きます。
「死ぬまで目隠しをした馬のように走りたい・・・」
まさにそうだったんだな、と。

デザインにかけるその貪欲さはいったいどこから生まれるのでしょうか。

今のジブンを見てみる。足っ先からつむじのテッペンまで。

……足りない。

やりたいことは明確にあるのに、はじめっから出来るか出来ないかで
シナプスが判断してしまいます。

どの業界でも成功されている人は皆、脊髄反射的にアクションを
起こす人なんじゃないかなと思います。
ジブンが思い描く理想に対して本能的に。

僕にはそんな脊髄がまだ生えていない。。。。と、女々しく考えるのはよして笑
また、今から頑張ろうと思うんです。

待てよ。。。

・・・頑張ろう、 

と頭で考えているうちは、僕の脊髄はまだまだ頼りないみたい。。。

カルシウムとらねば。

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R.I.P : EIKO ISHIOKA.

Miles Davis – TUTU(1986) 「Full Nelson」

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