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STAND BY ME.

黄金色の太陽さんがやけに張り切って、ジリジリした紫外線を陸に落としています。ピカピカの日差しが地面に鋭角に落ちてくるせいで跳ねっ返りの日光が幾重にも反射して、街はもう万華鏡の如く・・・光で溢れかえってます。

そろそろ、「冷やし中華」もはじまる時節なのでしょう。
なんとなく氷屋さんのトラックをよく見かけますし、いよいよ夏到来といったところでしょうか。

夏になると、僕は必ず見たくなる映画があります。

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「スタンド・バイ・ミー」

・・・大好きな映画です。

しばしば、「グーニーズ」派と「スタンドバイミー」派で争論になることがありますが、僕は断然後者 です。4馬身差は離れてますね!笑

僕の生まれ育った西表島は「ド」のつく「田舎」です。信号機だって、教育用に2本あるだけ、スーパーは夜9時に閉まっちゃう始末。もちろん、コンビニだってありません。
・・・吉幾三の「あの歌」を地でいく田舎なんです笑

本屋もレンタルビデオ屋もないような島でしたが、母親と姉が無類の映画好きだったおかげで、月に一度
「ロードショー」が家に届いたんです!我先にと読み漁ったものです笑

ウィノナ・ライダーにリブ・タイラー、クリスチャン・スレーターにブラッド・レンフロ・・・
当時銀幕を彩ったスター達は僕にとっ てヒーローでした。

IMG_2464.PNGまだ、小学校2年生くらいのハナタレ小僧でしたが、田舎に住みながらもいっぱしの映画通でいるつもりでした笑

そんな時に出会ったのがスタンド・バイ・ミーでした。

なんとなく映画の舞台であるオレゴン州の田舎街を西表島に重ねちゃって・・・親近感を感じたんです(^^)

監督はロブ・ライナー。
「最高の人生の見つけかた」でも有名な映画監督ですね。

「私は自分が12歳の時に持った友人にまさる友人を、その後持ったことはない。誰でもそうなのではないだろうか。」

映画冒頭の台詞。偶然にもこの映画をはじめて見たのが12歳の時。
ゴーディ、クリス、テディ、バーン・・・同じ年齢の彼らが旅するたった2日間の物語。

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性格も個性も異なった仲間と、いつもの秘密基地ツリーハウスに集まりトランプやタバコを喫ったり・・・時には喧嘩をしてぶつかり合って、

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IMG_2461-0.PNG純粋さ故に感じる不公平と疎外感。
それでも、たくましく生きようとする彼らの勇猛果敢な姿に逞しさを感じ、かっこいいなぁ…と。

僕はこの映画を見て、リバーフェニックス教に入信するわけですけど(笑) いやはや、いつ見てもリバー(クリス役)は本当かっこいい…リーバイスにヘインズをインして、コンバースのハイカット。憧れてよく真似したものです♫惜しくも23歳という若さで亡くなってしまいましたが、その後マイ•プライベート•アイダホで見せたガレージファッションやアンニュイな表情は今なお輝きを失っていません…。

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スタンドバイミーに話を戻しまして•••

映画も終盤…。旅を終え、故郷キャッスルロックの町が見えてきます…「じゃあな」「また学校でな」どこか寂しそうにテディとバーンが先に家路につきます。そして、ラストシーンに…

クリスは言います。「俺は一生この町で暮らすんだろうか?」ゴーディは「君なら何だってできるさ」と彼を勇気付けます。二人は握手を交わし別れ…家に向かってしばらくクリスは歩いた後、こちらを振り返り手を振る…ポートランドの自然に溶けこむように消えていったクリスの影。

IMG_2454-0.PNG同時に流れるベン•E•キングの“スタンドバイミー”•••••♫
僕は毎度このシーンを見ると感極まり、モゾモゾ身震いするのです。

この映画は大人になればなるほどに味わい深くなる気がします。子どもの頃とはまた違った解釈で見ることが出来るので、見る度に新しい発見が出てきます。

多感な思春期。家庭や男女問題、学校、将来…多くの悩みを抱えながらもいつの間にか僕らは大人になります。映画スタンド•バイ•ミーは少年が大人へと成長する過程を切り取っているように思います。

IMG_2460.PNG誰にでもあった青春時代。映画を見ていると、淡い青春時代の思い出が鮮明に蘇ります。少年時代が戻ることはありません。また、昔の友達と同じように話し、時間を共に関わることも出来ません。だからこそ、この映画は見る者を魅了します。ノスタルジーの中に今のジブンへの戒めを感じ…僕はこの映画を見て、気持ちをリセットするようにしているんです。

IMG_2457-0.PNG今年の4/30に残念ながらベン•E•キングが76歳の若さでこの世を去りました。

スタンドバイミーはジョン•レノンなど著名なアーティストにカバーされ、誰もが知る名曲になりました。

この曲を聴くと、映画のワンシーンワンシーンが思い浮かんできて、ちょこっとおセンチになりますが(笑)負けてたまるか、と今でもパワーをもらっています。

もしも、月明かりだけで周りが闇に包まれても、もしも、頭上に広がる空が崩れ落ちてきたって、涙をこぼす必要はないさ。君がそばに居てくれたらいいんだ。君がそばに居てくれたら(歌詞一部引用)。

映画と同じように、島で一緒に過ごした仲間とはなかなか会えないけれど、やっぱり今でも会うと皆子供に戻ってしまう。

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あの時代はもう戻らない、だからこそ、それが今力に変わっているのだと僕は思います。

スタンド•バイ•ミー。また見たくなってきました(笑)

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